骨組みの作成

まずは、ソルバーの骨組みを作成します。 リスト 6 に示すソースコードを作成して、 sample.f90 という名前で保存します。この時点では、ソルバーは何もしていません。

このソースコードをコンパイルします。

リスト 6 サンプルソルバー ソースコード
1program SampleProgram
2  use iric
3  implicit none
4
5  write(*,*) "Sample Program"
6  stop
7end program SampleProgram

コンパイルが成功したら、できた実行プログラムを フォルダの作成 で作成したフォルダにコピーし、 名前を 基本情報の作成 で executable 属性に指定した名前 (この例なら "solver.exe") に変更してください。 またこの時、ソルバーの実行に必要な DLLも同じフォルダにコピーしてください。

iRIC からソルバーが正しく起動できるか確認します。

"Example Solver" をソルバーに用いるプロジェクトを新しく開始し、 以下の操作を行って下さい。

メニュー: 計算(C) --> 実行(R)

ソルバーコンソールが起動され、 図 17 に示すように "Sample Program" という文字列が表示されれば、ソルバーを iRIC から正しく起動できています。

../_images/solverconsole_only_message.png

図 17 ソルバーコンソール表示例