ソルバー定義ファイルの辞書ファイルの作成¶
ソルバー定義ファイルで用いられている文字列のうち、 ダイアログ上などに表示される文字列を翻訳して表示するための 辞書ファイルを作成します。
まず、iRIC から、以下のメニューを起動します。 すると、ソルバー定義ファイルの辞書更新ウィザードが表示されます。 ダイアログの表示例を、 図 18 ~ 図 20 に示します。
メニュー: オプション(O) --> 辞書ファイルの作成・更新(C)
辞書ファイルは、ソルバー定義ファイルと同じフォルダに作成されます。 作成された辞書ファイルは、翻訳前の英語のみが含まれています。 辞書ファイルはテキストファイルですので、テキストエディタなどで開いて編集します。 辞書ファイルは、文字コードに UTF-8 を指定して保存してください。
辞書ファイルの編集例を、 リスト 10 、 リスト 11 に示します。 例に示したように、translation 要素の中に翻訳後の文字列を追記してください。
表 2?16 ソルバー定義ファイルの辞書ファイルの一部 (編集前)
1<message>
2 <source>Basic Settings</source>
3 <translation></translation>
4</message>
1<message>
2 <source>Basic Settings</source>
3 <translation>基本設定</translation>
4</message>
なお、辞書ファイルは、Qt に付属する Qt Linguist を利用して編集することもできます。Qt Linguist の画面表示例を 図 2?18 に示します。Qt Linguist は、以下の URL からダウンロードできる Qt に含まれています。
翻訳が完了したら、iRICを確認したい言語に切り替えてから iRIC を起動し直し、 正しく翻訳されて表示されるか確認します。翻訳完了後のプリプロセッサ、 計算条件設定ダイアログの表示例をそれぞれ 図 22, 図 23 に示します。