構造¶
ソルバー定義ファイル、格子生成プログラム定義ファイルの構造を示します。
ソルバー定義ファイル¶
計算格子を1つ利用するソルバーでのソルバー定義ファイルの構造を 図 45 に、 複数利用するソルバーでのソルバー定義ファイルの構造を 図 46 にそれぞれ示します。
複数の格子を利用するソルバーの場合、ソルバー定義ファイルでは GridType 要素を使って、それぞれの格子の構造、格子属性、境界条件を定義します。
複数の格子を利用するソルバーのソルバー定義ファイルの例を、 リスト 25 に示します。この例では、境界条件は省略されています。 以下の点が、1つの格子を利用する場合と異なっていることに注意して下さい。
格子の構造 (gridtype 属性) は、SolverDefinition 要素でなく、 GridType 要素で定義されている。
リスト 25 に示した ソルバー定義ファイルのソルバーを選択して iRIC で新しいプロジェクトを開始した場合、 図 47 に示すようなプリプロセッサが表示されます。
1<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
2<SolverDefinition
3 name="multigridsolver"
4 caption="Multi Grid Solver"
5 version="1.0"
6 copyright="Example Company"
7 release="2012.04.01"
8 homepage="http://example.com/"
9 executable="solver.exe"
10 iterationtype="time"
11>
12 <CalculationCondition>
13 <!-- ここで、計算条件を定義。-->
14 </CalculationCondition>
15 <GridTypes>
16 <GridType name="river" caption="River">
17 <GridRelatedCondition>
18 <Item name="Elevation" caption="Elevation">
19 <Definition valueType="real" position="node" />
20 </Item>
21 <Item name="Roughness" caption="Roughness">
22 <Definition valueType="real" position="node"/>
23 </Item>
24 <Item name="Obstacle" caption=" Obstacle">
25 <Definition valueType="integer" position="cell"/>
26 </Item>
27 </GridRelatedCondition>
28 </GridType>
29 <GridType name="floodbed" caption="Flood Bed">
30 <GridRelatedCondition>
31 <Item name="Elevation" caption="Elevation">
32 <Definition valueType="real" position="node" />
33 </Item>
34 </GridRelatedCondition>
35 </GridType>
36 </GridTypes>
37</SolverDefinition>
格子生成プログラム定義ファイル¶
格子生成プログラム定義ファイルの構造を、 図 48 に示します。