XML の基礎¶
この節では、iRIC でソルバー定義ファイル、格子生成プログラム定義ファイルに 用いられているXMLという言語の基礎について説明します。
要素の書き方¶
要素の開始は、要素名を "<" と ">" で囲って記述します。
要素の終了は、要素名を "</" と ">" で囲って記述します。
Item 要素の記述例を リスト 149 に示します。
<Item>
</Item>
要素は、以下を持つことができます。
子要素
属性
要素は、同じ名前の子要素を複数持つことができます。 一方、属性は同じ名前の属性は1つしか持てません。 子要素 SubItem と、属性 name を持つ Item 要素の記述例を リスト 150 に示します。
<Item name="sample">
<SubItem>
</SubItem>
<SubItem>
</SubItem>
</Item>
また、子要素を持たない要素は "<要素名 />" という形式で記述できます。例えば、 リスト 151, リスト 152 の要素は、読み込まれると同じデータとして処理されます。
<Item name="sample">
</Item>
<Item name="sample" />
タブ、スペース、改行について¶
XML では、タブ、スペース、改行は無視されますので、XML を読みやすくするために自由に追加できます。ただし、 属性の値の中のスペースなどは無視されません。
リスト 153, リスト 154, リスト 155 の要素は、 読み込まれるとすべて同じデータとして処理されます。
<Item name="sample">
<SubItem>
</SubItem>
</Item>
<Item
name="sample"
>
<SubItem></SubItem>
</Item>
<Item name="sample"><SubItem></SubItem></Item>
コメントの書き方¶
XML では、"<!--" と "-->" で囲まれた間がコメントになります。 リスト 156 にコメントの記述例を示します。
<!-- この部分はコメントになります。-->
<Item name="sample">
<SubItem>
</SubItem>
</Item>